小宮商店 KOMIYA SHOTEN

小宮商店の日本製洋傘のたたみ方(長傘編)

こんにちは。スタッフの加藤です。

店頭でご質問いただくことが多い「小宮商店の日本製洋傘のたたみ方」。
雨の時に濡れた長傘を畳むのは、手の汚れなど気になり億劫な方も多いと思います。
そんな時にさっとたためる便利な畳み方を、これから数回に分けてご紹介させていただきます。
どうぞお付き合いください。
まず初回は「小宮商店の日本製・長傘編」のご案内です。

日本製 高級 傘 小宮商店 ブランド

小宮商店で製作している長傘は、主に8本骨・12本骨・16本骨の3タイプに分かれます。
通常、12本・16本骨といった骨の多い傘には、「口(くち)ネームバンド(以後口ネーム)」と呼ばれる露先を纏める為のバンドがついており、小宮商店では8本骨に付属している傘もあります。

では、その口ネームはなぜついているのか、どうやって使うのかも含め、長傘のたたみ方をご紹介したいと思います。

骨の本数の多い傘の場合、畳むときは上側のベルト「口ネーム」を先に留めます。
基本的な長傘の畳み方としては全て「口ネーム」⇒「胴ネームバンド(以後胴ネーム)」の順です。
雨が強い日などは、「口ネーム」を片手(利き手)で持ち、もう一方の手で傘本体をクルクルと回して留めていただくと手も濡らさずに傘を纏めることができます。

上だけを留めたフワリとしたシルエットも美しいので、胴ネームバンドはすぐに留めずそのまま持ち歩いいていただき、少し傘の表面が乾いてきてから胴ネームを留めてもいいと思います。

またメンズ傘では、同じく露先を纏めるために「玉留め」という銀色のスライドするパーツが手元(持ち手)についている事があります。

上記の銀色のパーツを「玉留め(たまどめ)」といいます。
主に65cm以上のメンズサイズの傘の手元に付属しています。
こちらで写真のように露先をまとめると、傘が広がらずに持ち歩けて便利です。

メンズ傘で16本など骨の多い長傘の場合は、口ネームバンドに加え更に手元に玉留めがついていることがあります。
玉留めがあれば本来は口ネームは必要ないのですが、16本も骨があると手で纏めて玉留めをスライドさせるのに結構手間がかかることや、その間に手も濡れてしまうということからダブルで露先を纏められるよう配慮しました。

最後に、日傘の場合は、雨傘のようにいきなり胴ベルトを留めて手を濡らすといったことはない為、メンズサイズの傘の場合も玉留めは付いておらず、なるべく手元の木の風合いをそのまま楽しんでいただく仕様となっています。
しかし日傘・晴雨兼用傘の場合でも、小宮商店の傘には「口ネーム」は付属しておりますので、一時的に露先のみを束ねることができます。
表面のほこりなどを払ったり、晴雨兼用傘を小雨で使用した時など、様々な場面で対応できますので、お持ちの傘でお試しください。

以上、長傘の畳み方でした。ご参考になれば幸いです。

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