明治時代頃の製作とされる日傘

明治時代の傘 小宮商店
ショップに明治時代頃の製作とされる日本製日傘がやってきました。
今から約130年程前、明治23年に溝折受骨(みぞおりうけぼね)の製造に成功し、
日本の洋傘骨の開発と研究に尽力された河野寅吉(こうのとらきち)さん。
そんな河野さんが製作した傘骨を使用してつくられた日傘を、
東日本橋ショップにて期間限定で展示しています。

同時期に使用されていたミシンも一緒に展示中。

明治時代の日傘

傘の受骨(うけぼね)には「T.KOONO」のロゴが。

明治時代の日傘

大変古く貴重な傘の為、内側をご覧いただくことは出来ませんが、傘の受骨の構造は、このような作りになっています。

明治時代の日傘

樫木の中棒に、親受骨がU字溝になっている溝地金(みぞじがね)を使用。
右側の骨は現在のものですが現物はスチール骨。ロクロは真鍮製です。

明治時代の日傘

生地は表裏共に絹(シルク)を使用。
2重張りになっており、防染(ぼうせん)技法で表現した繊細な柄の紫色の傘です。
亀戸天神境内に、この傘骨を開発した河野寅吉さんの顕彰碑がありますが、
当時の傘を見る機会は殆どないと思いますので、
どうぞお気軽にショップにてご覧ください。