丸い月と丸い傘

こんにちは!しばらく見習い日記さぼってしまった栗原です!

さぼっている間は、実にいろいろあって、例えば夏には、BSフジのESPRIT JAPONという番組に小椚師匠が出たり!

そして小宮商店社長も!

小椚師匠は傘を自転車に乗せて小宮商店に納品に行きますが、自転車で颯爽と走り、小宮商店に到着するところもカメラにおさまっていました!
その姿は、とても84歳には見えないほど軽快でした!

そして、女優の結城モエさんが、風速試験機という機械を使い、風速15mの中、傘をさし、傘の耐久実験をします。
海外製の傘は完全に壊れてしまいますが、小椚師匠が作った傘、「16本骨のかさね」は台風並みの強風の中、なんのその!でした!

って、夏の日のこと書いたけど…もう今宵は十五夜です。あ~、やばいな~私。

(お月様と16本骨のかさねは形がそっくりだなあ・・・)

ピストル型になった傘の手元!

新人傘職人の栗原です!お盆休みは徳島に帰省していました。

帰省する大方の日は、飛行機で徳島までの直行便で帰っていますが、今回は羽田空港から神戸空港を経由して帰りました。

神戸空港行きが格安だったのと、以前から、神戸ファッション美術館へ行きたかったので、のんびり寄り道しながら帰省することにしました。

目的は、神戸ファッション美術館にある、図書館。

20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーを閲覧できるんです。

昔の日本の雑誌はもちろん、1901年~1905年に出版されたフランスの本なんかも閲覧でき、近ければ通いつめたいくらい良かったです。

この1901年~1905年に出版されたフランスの本、FEMINAという本なんかは、当時のモード画のほかに、社交界の話題、著名人たちの消息、文学、料理、連載小説等々、盛り沢山の情報と写真を掲載した月2回発行の女性向け雑誌で、収録された多数の押絵や写真によって20世紀初頭の衣装や髪型などを知ることができます。

これは、コピーをとることができないので、写真でお伝えできないのが残念ですが、傘もたくさん載っていました。

傘の手元特集みたいなページもあり、そこには、トカゲやカエル、鳥、花の形の手元が載っていました。

特に1905年に出版のものは、えっ、みんな傘さしてるの?!と思うくらいに、女性達がみな日傘をさしている紙面ばかりでした。

↓に載せる写真は、コピーOKだった杖の本。

手元がピストルになっているのは、まるで映画のキングスマンみたい。

神戸ファッション美術館、また行きたいです。

美馬和傘の和傘工房を見学してきました。

新人傘職人の栗原です!今年もお盆休みを頂き、徳島に帰省しました。

今年も阿波おどりを観て、徳島ラーメンを食べ、自然を満喫し、エネルギーチャージ完了です。



あっ、それから、徳島をドライブしてて休憩に立ち寄った美馬市観光交流センター。
そこに和傘工房というのがあって、せっかくだから見せてもらったんですが、美馬和傘、すごかったです!

洋傘もいくつもの作業工程がありますが、和傘にもこんなことまでやってたんだ!と思うような驚きの作業工程がありました。

私含む洋傘職人達は、なんせ作業工程が多いから、という発言をよくしているように思いますが、きっと和傘職人達も同じこと言ってんだろなぁ、と想像したりして、ちょっとニヤニヤしてしまう私です。

それにしても、綺麗な傘でした!

 

師匠宅からの景色

こんにちは!
新人傘職人の栗原です!

写真は、小椚師匠のお宅からの帰り道に撮影。

奥に見えるのは、そう!スカイツリー!

小椚師匠や菅澤師匠のご自宅近くからは、綺麗にスカイツリーを見ることができます。

私は神奈川県から通っているので、朝電車を降り、スカイツリーが見えると、東京に来た~!って感じになり、走り出したくなります。(実際は走りません。)

私たちは、そんなスカイツリーのふもとで、最近ではもっぱら隅田川や葛飾の花火の話をしながら、傘を作っています。

2017年の後半戦!

新人傘職人・栗原です。早いもので、もう月も終わり。

今年の初めに掲げた目標の一つだった型作りは、好調に進み、我ながら満足しています。

そして、その傘の型から納得のいく傘に仕上げる、という目標も、まだまだではありますが、精進しております。

 

さて、もう1つの目標だった、健康管理。

頭痛持ちで胃腸虚弱。冷え性。繰り返す吹き出物。年々体は硬くなる…。

そして、これらは全く改善しておらず…。

良くないなぁ~、と思いながら、日々だましだまし生活してる感じで。

良くないですよね。

それで、ひとまずは体を動かそう!と思っています。

後半戦!体質改善も頑張ってみます!

金曜ブラボー。

新人傘職人の栗原です!

少し古い話になりますが、6月30日、ニッポン放送「金曜ブラボー。」というラジオ番組に、小宮商店の広報・宮本さんが出演しました!

「おみせやさん こんにちは」というコーナーで、10分くらいかな。

創業87年を経た、小宮商店の変化、職人後継者のこと、今後は日本の傘を世界へ広めたい、ということなどをお話していました。

 

こう話した宮本さん、美人で、尚且つユニークなお人で。それから、私の世間話や相談事にも、とことんお付き合いしてくれます。

そしてこの見習い日記は、宮本さんの、日本の手作りの傘を知ってもらいたい、という思いから、始めました。

日本の傘が、小宮商店の傘が、世界へ広まる!そのためにも、その時のためにも、腕を磨かねば!

写真は、宮本さんの「手」です。

 

 

傘用ミシンのねじ穴

こんにちは、小宮商店の新人傘職人・栗原です。

私が指差している、2つ並んだ穴は、小椚師匠の傘用ミシンのネジ穴です。
このネジ穴は、ラッパ(ミシンで縫う時に使うアタッチメント)を留めるためのネジ穴です。

2つのネジ穴が仲良く並んでいますが、本当はこのネジ穴、1つで事足ります。
ではなぜ2つあるのか?と申しますと…
実は、左側のネジ穴がバカになってネジが止まらなくなったために、修理屋さんでネジ穴をあけてもらったからなのです!

ラッパがうまく留まらないと綺麗に縫えません。

ほんの少しのずれでも縫いあがりに大きく影響しますから、こ~んな小さな穴も、傘作りの重要なファクターなのです!

ちなみに修理屋さんでは、小椚師匠が待っている間にネジ穴をあけてくれたようでした。早業ですね~!

菅澤師匠のミシンのネジ穴も、同じように使えなくなったことがあるらしいです。

でも日帰り手術でこのとおり、無事ラッパが留まるようになりました。

マリリン

小宮商店の新人傘職人・栗原です!
梅雨の季節になると、学生の頃からの友達、マリリンを思い出します。
(マリリン・モンローみたいにドゥドゥッピドゥ~だからではなく、下の名前がマリコだからマリリンなのです。)

雨の日が憂鬱だったマリリンは、自分の好きなブランドの傘を買い、憂鬱だった雨の日を、お気に入りの傘で雨の日の楽しみに変えたことを私に話してくれました。
当時、傘をただの雨よけとして使い、憂鬱な雨の中、憂鬱に過ごしていた私には、そんなマリリンがとても大人っぽく見え、なんて素敵な考え方なんだろう、と思ったのです。

梅雨の季節がくると、そう話してたマリリンが思い浮かびます。
そして傘作りを始めた今、作った傘が、傘をさす人の楽しみになっていたとしたら、それはとても嬉しいことだなぁ、と思います。

生地の”耳”をそのまま使えます

家に遊びに来た友達が、作業中の傘生地を見て「生地の端、三つ折りにして縫っていないんだね」というコメントがありました。

そうなんです!

よく見かけるほとんどの傘の生地端は、三つ折りにして縫われています。
そのため写真のように生地の端に縫い目がないものは、見たことがない方も多いかもしれません。

写真のような、三つ折りにして縫製されていない甲州織の生地は、傘幅と同じ幅に織られ、生地の耳がそのまま傘の縁に使用できるようになっています。
どういう風に織られているのかは見たことがなく、とても謎多き世界で、織物の世界もとても奥が深いんだろうなぁ、と思います。
踏み入ると出てこれなさそう…。

とにもかくにも、見たことのない方は、ぜひ1度、小宮商店で傘を手に取って広げてみて下さい。

とても高級感があります。

ちなみに、小宮商店の‘かさね’や‘ゲンテン’等々が、生地端が三つ折りに縫われていない甲州織の傘です。

大切な1本になること間違いなしです!

トマトは私を救う

こんにちは、傘職人見習いの栗原です。

修業の休憩時間、小椚師匠や菅澤師匠のお家で、よくトマトをご馳走になります。
生のトマトに塩をふりかけて、丸かじりします♪
この丸かじりが、私のトマト好きにさらに拍車をかけ、自宅ではトマトを食べることが癖のようになっています。
トマト中毒です。
イライラすると何故かトマトが食べたくなって、台所で塩をふりかけかぶりついています。
あ~、このトマトはなんて美味しいんだ~!と思ったら、何故かイライラが浄化されています。
涙を流しながら食べてることだってあります。笑。
ちなみに、トマトの美味しさとイライラの浄化度は比例しています。
…って、私はなんてくだらないことを書いているんだろう…。

「途中、縫えていない現象」

ほんのちょっとしたことで、写真のようにこうなります。

今日も、途中、縫えていない現象です。

こうなると大概、写真のように、糸が、ミシンの通るべき道から外れています。

何かの拍子で外れたんでしょう。

 

見習いはじめ当初は、途中、縫えていない現象になると、なんで?!なんで?!となり、師匠のミシン達からも、私の愛ミシンのミドリちゃんからも、何度もおちょくられていました。

 

こちらが、正しい糸の通り方です。

それにしても、糸がこんな小さな道をとばしてしまうだけでも、縫えないということが不思議でたまりません。

ちなみに、糸が通る、この小さな道を作っている部品の名前は、Self threading guide(第四糸道板)という名前が付いています。

途中、縫えていない現象になると、毎回、本当にミシンの部品1つ1つが重要な役割を果たしているんだなぁ、とミシンの作りに感心させられます。

ノンストップ!

フジテレビの番組「ノンストップ」(バナナマンの設楽さんがMCをしている番組です!)に、先輩職人さんが出るというので、今日は、小椚師匠の家でテレビをつけながらのお仕事。

傘モノがたり、っていう傘特集で、小宮商店の、表面がセルリアンブルーで内側がラベンダー色の16本骨の傘、そして、先輩職人さんが登場しました!

修業の帰りにお店に立ち寄ると、同じ色の傘がディスプレイされてあったので、載せました!

爽やかな綺麗な色です。

傘職人のゴールデンウィーク

傘職人見習いの栗原です。
みなさんは、ゴールデンウィークはどこかへお出かけしましたか?
ゴールデンウィーク中は夫が休まず仕事をしていたので、私はどこへ出かけるでもなく、ミシンをカタカタいわせてました。

でもやっぱり、夫も私も、どこかに出かけたくてうずうずしいたので、今日は思い切って深夜0時から24時間ドライブ旅行に出かけました!

夫と運転を交代しながら、仮眠をとりつつ、夜の浅草寺を徘徊~

那須塩原の美味しい空気を吸い

日光をぶらり

それから宇都宮餃子を食べ・・・
目を真っ赤に充血させながら運転し、自宅に着いたのはちょうど24時間後の深夜0時。

朝起きてもまだ目の充血が治ってなくて、今日は目を真っ赤にしながら傘を作っているけど…。笑。
でも気分はリフレッシュできたので、再び傘づくりに精を出したいです!

ピンクッション・イン・ア・ボトル

小宮商店の傘職人見習い・栗原です!
私は師匠の家へ修業に行く時、写真のように、糸に針を刺した状態で、ソーイングポーチに入れて持ち歩いていました。

これで針をなくしたことはないけれど、がさつですよねぇ…。
なんとかしなきゃなぁ、と思いつつ、面倒くささが先に出て、今に至っておりましたが…。

思い立ったが吉日!
今日はピンクッションを作りました。

プラスチック容器のフタにピンクッション貼り付けて、ピンクッション・イン・ア・ボトル!です。
指ぬきも入れられて、一石二鳥です。


制作所要時間、約15分。

もっと早くやっとけば良かった。

憧れの飴色

傘職人見習いの栗原です。

こちらの型は、師匠の型。
私の憧れの飴色です。

こちらは、新しく作った型。

新しい木材なので、白っぽくて、私としては何だか味気ない感じです。

この型もいつか師匠の型みたいな色になるのかなぁ、と思い、師匠に聞いてみました。

師匠は「なる!使っていくうちにこういう色になってくるんだよ。」と答えてくれました。

どのくらいの年月を経て、どんな風に変わっていくのだろうか。

とても楽しみです。