フランス国宝人間展へ行きました

小宮商店の傘職人見習い・栗原です!

国立博物館で開催のフランス国宝人間展でミシェル・ウルトーさんの作る傘を見てきました。

親骨が生地で綺麗にくるまれている傘を初めて見たり、傘作りにおいては、私が使わないような道具を使っていたりと、気になるところがたくさんありました。

そして、使っている素材やデザイン・装飾が、それはもう素敵で、細部にまでこだわられたきらびやかな傘は、業界では名が知れるほどのコスチュームを手がけてきた方というのがうかがえるようなクリエイティブな作品達でした。

展示品なので、実際に手に取ることが出来なかったのが残念でした。

 

小椚師匠や菅澤師匠達もまた、細部までとても細かに、日々手を尽くしていますが、そういう職人芸とはまた違う、フランスのミシェル・ウルトーさんの傘でした。

ジャンプ傘のろくろ包み

こんにちは、小宮商店・傘職人見習いの栗原です。
今日はジャンプ傘のろくろ包み。

私達が作っているのはほとんどが手で開くタイプの傘ですが、
ワンタッチで開くジャンプ傘が欲しいというお客様のご要望も多いそう。

私もジャンプ傘を使うことがありますが、雨の中、傘が開いたその一瞬で、気持ちを切り替えさせてくれます。

片手で瞬時に傘が開き、スパン!という音と共に、すぐさま歩き出せそうな気がします。

便利なジャンプ傘の性質に、ろくろ包みで装飾性も身に付けたこの傘は
四字熟語でいうと、才色兼備のような傘かな?!

ハロウィーン!

こんにちは!
小宮商店傘職人見習いの栗原です!

昨日、師匠のお宅へ向かう途中の電車。
私の前にいた女の子2人組の話し声が聞こえてきました。
どうやら2人は大学生のようで、ハロウィンの話をしていました。
「明日のハロウィンの仮装どうする?!
社会人になったら出来なさそうだし、やるなら今だよね~。
でも大学に仮装していくのは無理~」みたいな話で。

聞き耳たてていた、今年オーバー35の私は、
「私が子供の頃や学生の頃は、ハロウィンなかったな~」とか。
「社会人になって、1度友達にハロウィンパーティに誘われたけど、仕事があって行けなかったな~。でも逆に行けなくてなんだかほっとした自分もいたんだよね~」とか。
「やっぱり私は興味ないな~」とか。
「あっ、でももし仮装するとしたら何に仮装しようかな~。」
「やっぱ傘作ってメリーポピンズっしょ~」とか。

ここまでくると、もう妄想モード突入です。

そして、今日はハロウィーン!

昨日に引き続き、私の妄想劇場は続いていて。

私、全然興味ありました!ハロウィーン!

来年はハロウィーン!パーティー!や~るよ~!(結構本気)

日本橋の傘・小宮商店|職人見習い日記 メリーポピンズ

1人紛れていました。

こんにちは!
小宮商店・傘職人見習いの栗原です。

菅澤師匠の傘の道具箱の中に1人紛れていました。

菅澤師匠の秘密兵器か?!

空手チョップの力道山。

なぜここにおる~!

力道山いつ出すん~!

な感じです。

私は1人で笑ってしまいました。

写真に撮ってもいいと言われたので、撮らせて頂き、それから横目で菅澤師匠を確認すると、いたって普通の菅澤師匠だったので、私の中で本当はツッコミどころ満載だったんですが、あえてつっこむのをやめました。

以上、栗原妄想劇場型今日のくだらない小ネタでした

三段折りたたみ傘の中とじ

こんにちは、傘職人見習いの栗原です。

今日は菅澤師匠のもと、傘の生地と骨を縫い留める作業の「中とじ」という作業をしました!

三段折の傘の中とじで、実は三段折の傘は初挑戦でした!

三段折の傘というのは、折りたたみ傘を折たたんだ時に、親骨を3辺に折りたたむことができる傘です。

この、びろーんと長い糸が、折りたたむ際に一役買ってくれているんですよ。

 

なんと最初に手をつけた傘1本目は、中綴じだけで1時間かかりました。笑。

三段折が格別大変、だったのか、この骨の作りが大変
にさせていたのかはわかりませんが、とにもかくにも苦戦しました。

大変だけれども、菅澤師匠は手を抜かず、念入りに、糸を1つづつ丁寧に留めていきます。

私は最後までリズムに乗れず、なんだかフラストレーションがたまった1日となってしまいました。
次回やる時は、もっと慣らしたいな~、と思います。

驚くべき白さの我がスケジュール帳

こんにちは!小宮商店・職人見習いの栗原です!

写真は、私の10月のスケジュールです!

良くも悪くも、予定なし、目標なし、の真っ白です。

私の手帳の描き込み具合は、私のモチベーション度をかなり表してるな~。と、見ていて我ながらおかしいです。

10月のスケジュール帳が白紙ということは、もう89月からモチベーション、下がってます。

8月頃から手帳を見なくなって、そしたら今度は手帳を開けるのが怖くなって…。

嫌なことがあったから、とかでもなく…。

あっ、傘作りはやっているんですよ!

ただただ、ここ23ヶ月はなんとな~く漂流してました。

漂流してる間に、今年もラスト3ヶ月!取り戻さないと!

 

丸い月と丸い傘

こんにちは!しばらく見習い日記さぼってしまった栗原です!

さぼっている間は、実にいろいろあって、例えば夏には、BSフジのESPRIT JAPONという番組に小椚師匠が出たり!

そして小宮商店社長も!

小椚師匠は傘を自転車に乗せて小宮商店に納品に行きますが、自転車で颯爽と走り、小宮商店に到着するところもカメラにおさまっていました!
その姿は、とても84歳には見えないほど軽快でした!

そして、女優の結城モエさんが、風速試験機という機械を使い、風速15mの中、傘をさし、傘の耐久実験をします。
海外製の傘は完全に壊れてしまいますが、小椚師匠が作った傘、「16本骨のかさね」は台風並みの強風の中、なんのその!でした!

って、夏の日のこと書いたけど…もう今宵は十五夜です。あ~、やばいな~私。

(お月様と16本骨のかさねは形がそっくりだなあ・・・)

ピストル型になった傘の手元!

新人傘職人の栗原です!お盆休みは徳島に帰省していました。

帰省する大方の日は、飛行機で徳島までの直行便で帰っていますが、今回は羽田空港から神戸空港を経由して帰りました。

神戸空港行きが格安だったのと、以前から、神戸ファッション美術館へ行きたかったので、のんびり寄り道しながら帰省することにしました。

目的は、神戸ファッション美術館にある、図書館。

20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーを閲覧できるんです。

昔の日本の雑誌はもちろん、1901年~1905年に出版されたフランスの本なんかも閲覧でき、近ければ通いつめたいくらい良かったです。

この1901年~1905年に出版されたフランスの本、FEMINAという本なんかは、当時のモード画のほかに、社交界の話題、著名人たちの消息、文学、料理、連載小説等々、盛り沢山の情報と写真を掲載した月2回発行の女性向け雑誌で、収録された多数の押絵や写真によって20世紀初頭の衣装や髪型などを知ることができます。

これは、コピーをとることができないので、写真でお伝えできないのが残念ですが、傘もたくさん載っていました。

傘の手元特集みたいなページもあり、そこには、トカゲやカエル、鳥、花の形の手元が載っていました。

特に1905年に出版のものは、えっ、みんな傘さしてるの?!と思うくらいに、女性達がみな日傘をさしている紙面ばかりでした。

↓に載せる写真は、コピーOKだった杖の本。

手元がピストルになっているのは、まるで映画のキングスマンみたい。

神戸ファッション美術館、また行きたいです。

美馬和傘の和傘工房を見学してきました。

新人傘職人の栗原です!今年もお盆休みを頂き、徳島に帰省しました。

今年も阿波おどりを観て、徳島ラーメンを食べ、自然を満喫し、エネルギーチャージ完了です。



あっ、それから、徳島をドライブしてて休憩に立ち寄った美馬市観光交流センター。
そこに和傘工房というのがあって、せっかくだから見せてもらったんですが、美馬和傘、すごかったです!

洋傘もいくつもの作業工程がありますが、和傘にもこんなことまでやってたんだ!と思うような驚きの作業工程がありました。

私含む洋傘職人達は、なんせ作業工程が多いから、という発言をよくしているように思いますが、きっと和傘職人達も同じこと言ってんだろなぁ、と想像したりして、ちょっとニヤニヤしてしまう私です。

それにしても、綺麗な傘でした!

 

師匠宅からの景色

こんにちは!
新人傘職人の栗原です!

写真は、小椚師匠のお宅からの帰り道に撮影。

奥に見えるのは、そう!スカイツリー!

小椚師匠や菅澤師匠のご自宅近くからは、綺麗にスカイツリーを見ることができます。

私は神奈川県から通っているので、朝電車を降り、スカイツリーが見えると、東京に来た~!って感じになり、走り出したくなります。(実際は走りません。)

私たちは、そんなスカイツリーのふもとで、最近ではもっぱら隅田川や葛飾の花火の話をしながら、傘を作っています。

2017年の後半戦!

新人傘職人・栗原です。早いもので、もう月も終わり。

今年の初めに掲げた目標の一つだった型作りは、好調に進み、我ながら満足しています。

そして、その傘の型から納得のいく傘に仕上げる、という目標も、まだまだではありますが、精進しております。

 

さて、もう1つの目標だった、健康管理。

頭痛持ちで胃腸虚弱。冷え性。繰り返す吹き出物。年々体は硬くなる…。

そして、これらは全く改善しておらず…。

良くないなぁ~、と思いながら、日々だましだまし生活してる感じで。

良くないですよね。

それで、ひとまずは体を動かそう!と思っています。

後半戦!体質改善も頑張ってみます!

金曜ブラボー。

新人傘職人の栗原です!

少し古い話になりますが、6月30日、ニッポン放送「金曜ブラボー。」というラジオ番組に、小宮商店の広報・宮本さんが出演しました!

「おみせやさん こんにちは」というコーナーで、10分くらいかな。

創業87年を経た、小宮商店の変化、職人後継者のこと、今後は日本の傘を世界へ広めたい、ということなどをお話していました。

 

こう話した宮本さん、美人で、尚且つユニークなお人で。それから、私の世間話や相談事にも、とことんお付き合いしてくれます。

そしてこの見習い日記は、宮本さんの、日本の手作りの傘を知ってもらいたい、という思いから、始めました。

日本の傘が、小宮商店の傘が、世界へ広まる!そのためにも、その時のためにも、腕を磨かねば!

写真は、宮本さんの「手」です。

 

 

傘用ミシンのねじ穴

こんにちは、小宮商店の新人傘職人・栗原です。

私が指差している、2つ並んだ穴は、小椚師匠の傘用ミシンのネジ穴です。
このネジ穴は、ラッパ(ミシンで縫う時に使うアタッチメント)を留めるためのネジ穴です。

2つのネジ穴が仲良く並んでいますが、本当はこのネジ穴、1つで事足ります。
ではなぜ2つあるのか?と申しますと…
実は、左側のネジ穴がバカになってネジが止まらなくなったために、修理屋さんでネジ穴をあけてもらったからなのです!

ラッパがうまく留まらないと綺麗に縫えません。

ほんの少しのずれでも縫いあがりに大きく影響しますから、こ~んな小さな穴も、傘作りの重要なファクターなのです!

ちなみに修理屋さんでは、小椚師匠が待っている間にネジ穴をあけてくれたようでした。早業ですね~!

菅澤師匠のミシンのネジ穴も、同じように使えなくなったことがあるらしいです。

でも日帰り手術でこのとおり、無事ラッパが留まるようになりました。

マリリン

小宮商店の新人傘職人・栗原です!
梅雨の季節になると、学生の頃からの友達、マリリンを思い出します。
(マリリン・モンローみたいにドゥドゥッピドゥ~だからではなく、下の名前がマリコだからマリリンなのです。)

雨の日が憂鬱だったマリリンは、自分の好きなブランドの傘を買い、憂鬱だった雨の日を、お気に入りの傘で雨の日の楽しみに変えたことを私に話してくれました。
当時、傘をただの雨よけとして使い、憂鬱な雨の中、憂鬱に過ごしていた私には、そんなマリリンがとても大人っぽく見え、なんて素敵な考え方なんだろう、と思ったのです。

梅雨の季節がくると、そう話してたマリリンが思い浮かびます。
そして傘作りを始めた今、作った傘が、傘をさす人の楽しみになっていたとしたら、それはとても嬉しいことだなぁ、と思います。

生地の”耳”をそのまま使えます

家に遊びに来た友達が、作業中の傘生地を見て「生地の端、三つ折りにして縫っていないんだね」というコメントがありました。

そうなんです!

よく見かけるほとんどの傘の生地端は、三つ折りにして縫われています。
そのため写真のように生地の端に縫い目がないものは、見たことがない方も多いかもしれません。

写真のような、三つ折りにして縫製されていない甲州織の生地は、傘幅と同じ幅に織られ、生地の耳がそのまま傘の縁に使用できるようになっています。
どういう風に織られているのかは見たことがなく、とても謎多き世界で、織物の世界もとても奥が深いんだろうなぁ、と思います。
踏み入ると出てこれなさそう…。

とにもかくにも、見たことのない方は、ぜひ1度、小宮商店で傘を手に取って広げてみて下さい。

とても高級感があります。

ちなみに、小宮商店の‘かさね’や‘ゲンテン’等々が、生地端が三つ折りに縫われていない甲州織の傘です。

大切な1本になること間違いなしです!