奇跡

今日は、一瞬ではありましたが、レア〜♪な体験をしました。

なんと「裁ち(裁断)が間に合わないから…」という言葉が、小椚師匠の口から発せられたのです。

奇、奇、奇跡だ〜!(栗原心の叫び)

小椚師匠は、めちゃくちゃ裁断スピードが早く、どんだけ中縫いのスピードをあげても、裁断したコマがどんどん追加されてきます。
永遠と終わりが見えてきません。
そんな小椚師匠がですよ。間に合わない…って。何たることか!
実は栗原は、小椚師匠を1度でいいからあおってみたかったんです!
そんな日が突如やってくるなんて♪と思ったのもつかの間、「だから、こっちを先に縫っといて」と裁断し終わった別の生地をででーんと積み上げ、持ってくるではないか!

ふ、ふふふふふ…。ですよね小椚師匠…。

そう小椚師匠は、裁断スピードが早い上に準備もいいので、縫いあげても縫いあげても、裁断したコマのストックが部屋の奥からどんどん出てくるのです。

でも裁断スピードの早い小椚師匠がなぜ「間に合わない」と言ったのか。それはですね、今日は師匠が“コマどり”と呼ぶ傘の生地を裁断していたからです。

総柄の生地だと、天地さえ決めてしまえば反物のどこを裁断して傘を作っても同じ総柄の傘になります。もちろん無地の生地も同じです。
ところが、コマどりの生地はというと、裁断すべき場所があらかじめ決まっています。(…という説明でいいのだろうか…そんな感じです…。すまぬ…。)
裁断し、中縫いをすると、写真のようにピアニストの絵のコマとチェリストの絵のコマが交互に入るようになります。ピアニスト同士並んでもいけないし、チェリスト同士が並んでもいけない、交互に演奏なのです。
そういうわけで?!(強引な説明ですまぬ…。)コマどりの時は、裁断台(師匠達は裁ち台と言う)の上に生地を1枚だけ敷いて1コマづつ裁断しなくてはなりません。普段は、2枚裁ちとか4枚裁ちといって、1度に2コマや4コマをまとめて裁断します。なので今日のようなコマどりの時は、普段よりも裁断する時間が2倍4倍、と時間がかかるのであります。

チェッ…(デビル栗原心の声)