正絹生地の肌触り

こんにちは、小宮商店傘職人見習いの栗原です!

今日、菅澤師匠のお宅では、絹の生地で傘が作られていました。
絹で作ることは珍しいこともあって、菅澤師匠の「肌触りがいいよ。滑らかだよ。」というお勧めに従い、一緒にやっていたMさんと生地を手で撫で撫で。
確かに、しっとりと手に吸いつく感じです。
 

ちなみに、今私達が作っている傘で1番多いのは、ポリエステルの生地を使った傘です。
ダントツに多いです。
あと、特にこれからの季節用に、綿素材も多いです。
日傘や晴雨兼用の傘です。
あとは割合的には少ないけど、麻素材の、柿渋染めの日傘なんかも作ったりもします。

師匠の話によると、戦後間もない昭和20年代は綿が多かった、と聞きます。
その後、ナイロンの傘が多く出回り、そして現在ではポリエステルが主流になっているようです。

絹というと、さかのぼること古墳時代、朝鮮半島から、きぬがさ(絹を張った長柄のかさ)というものが伝来したといわれているそうです。
この時はまだ、今の傘のように開閉できる傘ではなかったようです。
とんで明治時代、洋傘の輸入本数が増えた頃、生地には呉絽(毛織物)、アルパカ、木綿、そして絹を用いていたようです。
それから数年で国産の洋傘も誕生し、山梨県の絹生地を用いた、絹張りの洋傘も作られるようになったことを何かで聞いたことがあります。

歴史ある絹は、それだけで価値あるものに感じます。