傘づくり行程 【⑤ろくろ包み】

東日本橋ショールームショップスタッフです。

 

今回は傘づくり行程 【⑤ろくろ包み】をご紹介いたします。

 

受骨を束ねる針金(だき針)先端で、手や指のけがを防ぐために取り付けます。

高級感もあり、手づくりならではのポイントです。

共生地を下ろくろから親骨根本を包むように巻き込み縫い上げます。

 

 

 

(材料)

長方形に裁断された共生地

(道具)

糸切はさみ

ぬい針

ろうびき糸

 

 

(作業)

下ろくろから親骨根本(下ろくろと接続する所)部分を生地で包み込みます。

生地は片方の手で骨に密着させながら、もう片方の手で糸を通して骨に巻きつけていきます。

1本の骨に1週ずつ巻くため、骨の数が多いとそれだけ手数が必要です。

骨と生地がしっかりと固定されたら、糸を玉止めして完成です。

 

 

*明治時代の洋傘の大半はこのろくろ包みがなされていましたが、生産性とコスト削減を重視する風潮で

徐々にこの工程は省かれるようになりました。

今では高級洋傘にしか見られませんが、東京手づくり洋傘では品格、価値を高める為に

この工程は今でも継承されております。