アイデアルの傘と父の日

今年の父の日は6月17日。
母の日に比べると存在感の薄い父の日ですが、皆様、素敵な思い出はありますか?
今日は僭越ながら、小宮商店スタッフによる父の日エピソードをひとつ・・・
タイトルは、「アイデアルの傘と父の日」です!


5月の大型連休、夫の実家へ帰省した私たち夫婦が東京へ戻ろうとすると、雨がぱらついていました。
その時に義父が持たせてくれようとしたのは、アイデアル社の折りたたみジャンプ傘。
折りたたみ傘の骨にスプリングを付けて畳みやすくしている、かつて一世を風靡した傘です。
タレントの植木等さんが出演したテレビCM「なんである、アイデアル」という名キャッチコピーを
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

義父がそれを購入したのは昭和40年代!
今から50年近くも前です。
骨が壊れたら修理して、生地がほつれたら糸で縫いつけて、それそれは長く大事に使ってきたようです。 
 

  

「アイデアル」のフォントがかわいい             手元も凝ってます

 

傘屋に勤める私も、さすがに50年前の傘をゆっくり見る機会はそうそうないので、しかと拝見。
現在の小宮商店の傘と作り方が似ていて、丁寧な手仕事を感じました。
この傘を作った職人さんは今も元気で傘づくりをしているのかなーとか、
50年前、義父がバリバリ働いていたときから義父のことを守ってくれていた傘なんだなーと思うと、
なんだか胸がじーんとしました。

しかし50年も経てばガタが来るのは人間も傘も同じ。
義父がその傘を私たちに貸してくれようと、何年ぶりかで開いてみたところ、
その勢いで生地が破けてしまい、もはや修復不可能でした。(人間なら年取れば面の皮は厚くなるのに…)
 
  

中綴じもしっかり。            てっぺんの生地が破れてしまいました

 
 
そこで「父の日は、新しい折りたたみ傘をプレゼントしよう」と思い立ち、先日、小宮商店のミラトーレ折りたたみ傘を夫婦で贈りました。
義父は想像以上に喜んでくれて、私たちも大感激。
「しっかりしているのに軽くて、開いたときに長い傘のようなきれいなドーム型になるのがお気に入り」とのことです。

最初は「もう年だし、外出も少ないから、高い傘は要らないよ」といっていた義父ですが、
私たちは、むしろよい傘を持つことで、もっともっと外に出歩いてほしいと思ったのです。

傘は外出の時にお供するものだから、その道中で見る素敵な景色や、外出先での楽しい思い出を持主と共有できる、とても稀有な存在。
義父にはこれからもたくさん外に出かけて、いろいろな景色を傘に見せてあげてほしいなと思っています。

小宮商店のショールームでは、現在、父の日セールとして
男性用の傘(親骨62センチ以上の傘)を10%オフにて販売しております。
6月17日(土)までの期間限定セールとなっておりますので、ぜひこの機会にお求めくださいませ。

父の日のプレゼントにされるもよし、もちろんご自身用にもよし。
皆様のお越しを心よりお待ちしております!